2014_02
04
(Tue)16:01

卓上戦争


人間がコショウの味を覚えてから、どれだけの歳月が流れたのか知りませんが、一度その魅力に触れるともう塩だけの味付けには戻ることはできないと言います。

・ローマ人は街を略奪しない代償として、1200kgのコショーを支払ったが、効果はなく、コショーも街も略奪されてしまった。
・第1回十字軍の出発。十字軍の遠征は、兵士たちがイスラム圏の生活様式や食物を味わうことで、ヨーロッパの嗜好にも大きな影響を与えた。当時、コショーは黄金と同じ程の高値で取引され、ベネチア人に‘天国の種子’と呼ばれた。
<教材冊子『スパイスから世界が見える』参考>

すごいですね。
しかし、このように「珍しいもの」「手に入り難いもの」「美味しいもの」っていうのは人を引き付けるのですね。
全ての戦争や諍いは人の物を欲しがることから始まるんだろうなと思います。

なにか、自分の手にはない素晴らしい何かを持っている人を見ると

 凄いなーと思う。
 あんなもん大したことないわ!と強がる。
 どうにかして自分も手に入れようと努力する。
 どうにかしてソイツから奪い取ろうとする。
 見なかったことにする。

素晴らしいものの種類によってそれぞれの反応をするのが我々人間。

 最新式のラジコンだったら、お金を払って買えばいい。
 10個あるミカンならば一つ譲ってもらってもいいと思う。
 おいしそうなカレーをみたなら、同じものを注文すればいい。
 お前がラーメンなら、俺はチャーシューメンだ!餃子もつけるぜ!!と、上を行ってもいい。
 欲しいけど分不相応ならば、相応になれるように努力すればいい(この場合努力だけではダメってことが沢山ある)
 友達の彼女がかわいすぎる。

など。
沢山あるものなのか、一つしかないものなのか、沢山あるものを一人占めしたいのか。
人間の欲求というのは、測り知れない宇宙のようです。
誰もが某かの役割分担にすがり合って生活していると思います。
しがらみやお財布状況によって、おしくも手中にできないということもあるでしょう。
時に勇敢に、時に思いやりを持って事に挑まなければいけません。





ある休日。妻が外出しており居間で娘とテレビを見ていました。
録画しておいた映画です。
テーブルの上にお茶、リモコン、コップ、かっぱえびせん、ちり紙、などを用意して万全の態勢で再生開始しました。
かっぱえびせんの袋も食べきるつもりのパーティー開けです。
ちなみに最近ではパーティー開けはもう古い。んだそうです。


二人してボケーっとポリポリえびせん食べながら映画鑑賞。
最初は仲良く食べていたんです。
いや、最後まで表面上は平和だったんです。

すこしづつ残りのかっぱえびせんが減っていくのがわかります。
2馬力だから当然です。一人でのんびり食べていたならこんなには消費していないはずです。
「こちらが少しでもたくさん食べてやる」
という意思を読みとられないように奴よりも多く食べることが、この戦いにおける重要な部分です。いわば戦略。
そして最後の一本は我こそが!というのがこの戦いの意義。

体力を温存しつつ「今日俺は狙ってないよ。」みたいに振る舞い、集団の中に身を潜めつつ最後のスプリントは制する。
そんなサイクルロードレースにも似た、かっぱえび戦記。
ん?なんだか卑怯な感じもするけど、そこは気にしないでください。

奴もスタートダッシュこそパクパク食べていましたが、映画が面白くなってくるとごろっと横になり時折起き上って来ては一掴みしてまた横になる。そんなたべかた。
一方の僕のほうもテーブルに肘をついてボチボチとやっておりました。

で、録画しておいた映画なのでコマーシャルがあるんですよね。
このとき残量15~20本くらいだったと思います。
映画は全くの中盤ですが、レースは終盤。いわばゴール前です。
勇気を持って作戦決行です。



父「さっき電話鳴りよったみたいなよ?」



奴は愚かにも、席を外しました。
立ちあがり際に2本ほどつまんでいきましたが、大事の前の小事です。
肉を切らせて骨を断つ。災い転じて福となす。
捨て身で戦う覚悟を意味する素晴らしい日本語ですね。
このチャンスを逃してなるものかと、一気にむさぼるように食べました。
いわばゴールスプリント。
しかし、すぐに


娘「電話鳴ってなかったわ~」


やばい、奴が帰ってくる


スプリントの気配を察知した奴はこのアタックに即座に反応。
最後まで逃げ切ることはできませんでした。

一人一袋あればこんな争いは起きなかったのに。
しかし、そうではないんです。
戦いに勝利してこその味わいってものがあるのですな。
人間とは罪深いいきものですな。


やはり限られたものは仲良く分けあわねばいけませんね。
平和が一番。


数日後には奴が隠していたポッキーを全部喰ってやりましたわ!
わははは。




3a751b80.jpg

バカジャナイノーって顔





D
おしん!オメなにいってんだ!


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2014_02
09
(Sun)14:19

ガッツクラッシック


ガッツに行ったらK田さんが来ていたので遊んでもらった。
最近は夕方に通っているから、なかなかご一緒できないのですがアイカワラズお元気そうでした。

アップしたのち現在取り組んでいる課題に鼻息荒く取り付くも、右手ピンチ左手縦カチの最後の一手で落ちる。
これはイッタという慢心からピンチの持ち方が浅いのにそのまま次に動いたことがよくなかった。

少し現実から目をそむけて、入口のピンクテープのヒールフックでギャーギャー言って回復を待つ。

逃げ回って回復させることができたので、次こそイッテしまおうと気合いを入れて取り付きました。



f7dec516.jpg

垂壁にある白V 5.12b


壁にルートが設定されてから一年以上経ちますが、わき腹と肩で登る11手。
1ピン目にロープをかける前から体が横になる「old but Gold」な名作。
無事レッドポイントしました。


で、いい気分のまま帰宅しようかと思っていたのですが、シェフK林氏がトライしていたルートも触ってみました。



核心に辿り着きませんでした。
核心入口の黒いホールドにオリーブオイルをぬっているのだとおもいます。