そういうときゃ間違いない
なんだか、いっぺんに寒くなりましたね?
朝の散歩のときの挨拶が、
「冷いですね。」
一辺倒になってきたので、そろそろ
「銀杏がくさいですね」
に仕様変更しようと思います。
なにを思って、イチョウを街路樹にしたんだろうか。
調べてみたところ、
「耐火力があるため、古来より防火用樹にも用いられるイチョウの木。種子のギンナンは食用として親しまれています。」
だそうですよ。
実をウッカリ踏んでしまうとくさいんですよね。
先日、人間ドックを受けてきたんです。
工場を一日閉めて、朝飯抜いて検査してもらいました。
ワタクシ、初の人間ドック。
いかように弄ばれようとも、体が資本の仕事をしておりますので、
予め悪いところを見つけて、ケアできればと思っての人間ドック入りです。
頭を輪切りに撮影してもらったり、視力や聴力を測ってもらったり。
血液検査もしてもらいました。
何といっても初体験なのは「バリウムを~」ですね。
悪名高いバリウム。
「胃の動きを少し抑える注射」?を肩に打ってもらいます。
これがまず痛い。
で、宇宙飛行士の訓練してそうなベッドがある部屋に通されまして。
イメージ
フィルムケースくらいの鼠色の顆粒が入った容れ物と、ビックル500mlってかんじのポリ容器(中身はもちろんバリウム)を手渡され、そのベッドに乗っかります。
しぼみがちなマイストマックを膨らせて形状をハッキリさせるための、シュワシュワする顆粒を少量のバリウムで流し込みます。
それから、一口、二口とバリウムを分けて飲みました。
流れていく様をみるためだったのでしょうか?じゃないかな。たぶんそんなことを言っていた。
で、「残りを全部飲んでください」と、別室でモニタリングしているお医者さんから指示。
飲むこと自体はどってことなかったです。
すぐさまゲップが出そうになりますが、なんとか我慢です。
シュワシュワで膨らませて、バリウムで輪郭を明確にする。という手法なんですな。
だからゲップは我慢しろと。
了解。
だから絶飲食だったんですね。
卵と一緒に食べたモヤシ。とか映っちゃうもんね。そりゃそうだ。
で、この宇宙ゴマみたいなベットがいろんな角度に動きまして、
いろんな角度から僕の内蔵を撮影するのですが、
頭が下になったり、その状態で半身ひねって息止める、とかアクロバティックな要求を突き付けられまして。
それに応えるたびに、甦るゲップの自己主張。
「ここからだせー!」
無視です。
これが難儀でしたね。
無事、検査も終わり水をがぶがぶ飲んでおきました。
で、脳ドックも受診したので頭蓋輪切り写真を見せてもらいつつ、説明を受けました。
とても偉い先生だったようで、喋り方、選ぶ言葉、こちらに向けるまなざし、ボールペンを持つその所作。
すべてが「俺は偉い」と主張しておられました。
そして「言っても分からないだろうけど」というのが口癖のようでして、約5分の間に幾度となく仰っていました。
実際分からないので、分かるように言ってほしかったのですが、
彼語は彼の国にすまないと身に付きそうにないので、とりあえずニコニコしておきました。
もちろん心の中では、猛烈に罵っておきましたよ。
だって鼻毛出てましたもん。
で、肺活量とかも調べまして。
人間ドックの総括としても説明に呼ばれます。
またさっきの偉い先生です。
色々な数値が並んでおり、ほぼ標準であると。
エコーの写真、胃の写真を見ても、悪そうなとこはないと。
安心です。
善玉と悪玉のバランスが少し悪いですね。なんてこともご指摘いただきまして。
最後に一言、
「何か少し運動されたらいいかもしれませんね。運動不足ですね」
だそうです。
そうですか。
さすが偉い先生。
あなたもしかして、運動不足っていえばだれでも納得するとでも?
人間ドック、自営業で定期健診とか受けてないって人もいるかもしれませんから、一度見てもらうとイイですよ。
六萬七千円も払って不愉快な思いもしますが、体が資本ですから。
健康一番!
これでもうしばらく仕事頑張れそうです。
あ、バリウムは今朝がた排出に成功しました。
Hole Hearted
季節なのか、なにかポジティブになりきれません